更年期症状は、誰にでも起こりうるものです。
ただし、「更年期障害だと思っていたら、実は別の病気が隠れていた」というケースもあります。

そのため、医療機関で相談し、症状を整理したうえで診断をうけることはとても大切です。

更年期障害と診断された場合でも、治療の選択肢は一つではありません。
症状のあらわれ方や体質、これまでの病歴などを踏まえて、自分に合った方法を選ぶことができます1)。

主な治療の選択肢

① ホルモン補充療法(HRT:Hormone Replacement Therapy)
減少した女性ホルモンを補う治療法です。
内服薬・貼り薬・ジェルタイプなどがあり、症状に応じて使い分けます。
リスクや体質を考慮しながら、医師と相談して治療方針を決めていきます。

② 漢方薬
体質や症状に合わせて処方されます。
ホルモン補充療法と併用することもあれば、漢方薬を中心に治療を行う場合もあります。

③ その他の薬物療法
気分の落ち込みや不安、不眠などの症状が強い場合には、症状に応じた薬を併用することもあります。

こころと体、両方のケアを大切に

更年期障害の背景には、心理的なストレスが関係していることもあります。
そのため、薬による治療だけでなく、カウンセリングなどの心理的サポートが有効な場合もあります。

■ ストレスをためこまない時間をつくる
■ 心理的なケアやカウンセリングを取り入れる など

また、更年期は生活習慣病のリスクが高まりやすい時期でもあります。
そのため、毎日の生活習慣を見直すことも大切です。

■ 適度な運動
■ 質のよい睡眠
■ バランスのよい食事 など

こうした日々のセルフケアも、症状の緩和につながります。
一つひとつは小さなことでも、その積み重ねが健康な毎日を支えていきます。
まずは、ひとりで抱え込まないことが大切です。

そして、できることから生活の中に小さな工夫を取り入れ、無理のない健康づくりを続けていきましょう。

【参考】
*1) 厚生労働省. 「働く女性の心とからだの応援サイト」
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/(2025年12月12日アクセス可能)