運動が健康にとって重要であることは、皆さんもご存じだと思います。

では、実際に定期的な運動を行っている人は、どのくらいでしょうか?

「令和元年 国民健康・栄養調査結果報告書(厚生労働省)」1)によると、「運動習慣のある者」の割合は、男性で 33.4%、女性で 25.1%という結果でした。この 10 年間で、男性はほぼ変化がなく、女性では減少していることがわかります(図1)。

図1

さらに年齢別にみると、運動習慣の割合は、男性では40代、女性では30代で最も低く、それぞれ 18.5%、9.4%でした。

ちなみに、この調査でいう「運動習慣のある者」とは、1回30分以上の運動を週2回以上実施し、1年以上継続している人を指します。

また、運動を習慣にするのが難しい理由として、多くの人が、「仕事・家事・育児等が忙しくて時間がない」ことを挙げていました。これも同じ調査で報告されています。

 

皆様は、定期的な運動ができていますか?

運動習慣を身に付けたいと思っていても、忙しい日常の中ではなかなか続けるのが難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。

 

運動習慣を身に付けるために、厚生労働省は「+10(プラス・テン)から始めよう」という健康づくりガイドラインを推奨しています。

その名の通り、「今より10分多くからだを動かしましょう」というメッセージが込められています。例えば、今日は少しだけ時間に余裕があるので、次のバス停や駅まで歩いてみる。など、無理なく始められる一歩が、健康維持・増進に向けた第一歩になります。

 

参考サイト:

*1) 厚生労働省. 令和元年「国民健康・栄養調査」の結果 「結果の概要」
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000687163.pdf
(2024年11月20日アクセス可能)

*2) 厚生労働省.「プラス・テン」
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/topics/dl/tp130412-1e.pdf
(2024年11月20日アクセス可能)