健康を支える柱として、「運動」、「栄養」については取り上げられることも多いですが、そのほかに、「休養」といった他の大切な要素にも目を向けていきたいと思います。

今回は、「休養」の中でもとくに重要な「睡眠」についてお話します。

よい睡眠のために

質の良い睡眠は、健康の土台を支えます。日本では「健康づくりのための睡眠ガイド2023」1)が策定され、良質な睡眠のためには、

  1. 生活習慣の見直し
  2. 睡眠環境の整備

これらがとくに重要とされています。

たとえば、朝起きたら日の光を浴びることで、体内時計が整い、夜の入眠がスムーズになります。睡眠環境を整えるために、寝室の温度・湿度を快適に保つ、寝具を清潔に保つといった工夫も効果的です。

朝起きたらまずカーテンを開けて光を取り入れる習慣をつくったり、休日には布団を干したり、寝具の洗濯をしてみたりと、気軽にできることから取り入れてみましょう。
「運動」や「栄養」なら、「今日は少し運動しようかな」とか「塩の量を気をつけてみよう」と意識しやすいですよね。
一方で、「休養」、特に「睡眠環境」は意識したり習慣にしたりするのが少し難しいかもしれません。だからこそ、まずは少しずつ意識して、自分のペースでルーチンにしていくのがおすすめです。

健康のバランス

健康を維持するためには、「運動」「栄養」「休養」など、いろいろな要素をバランスよく取り入れることが大切です。これらをうまく組み合わせていくことで、健やかな生活を送る第一歩へとつながっていきます。
健康のために、「今日は少し運動しよう」「塩分を控えよう」と意識するのと同じくらい、健康を支えるためにしっかり休むことも大切です。
積極的に「おやすみ」計画も立ててみましょう!

参考サイト:
*1) 健康づくりのための睡眠ガイド2023. 厚生労働省.
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/suimin/index.html(2025年4月28日アクセス可能)